MIA’S BREAD / 日常に風穴を開けるlunch time

小さな奈良の、そのまた小さな部屋にこもって日々仕事をしていると、感覚や視野がどんどん狭くなっていくのを感じることがあります。もっとも好きこのんで奈良に住んでいる私にとっては毎日が十分幸せなのですが、特に仕事面で行き詰まったとき、日帰りの小旅行に出るような気持ちでこちらに足を運びます。

奈良では言わずと知れた人気のパン屋さん「MIA’S BREAD」。

以前は平城宮跡の裏手にある佐紀町というなかなかマニアックな場所で、ちょっとしたテーマパークのような規模でお店を展開されていましたが、2017年春にならまちのど真ん中に移転。世界観はそのままに、魅力がぎゅっと凝縮されたような本店2Fのカフェでサンドイッチランチをいただきました。

場所は勝南院町。ならまち大通り沿いにある有名な和菓子店「樫舎」さんの二軒隣です。

 

年季の入った店舗のようにも見えますが、2017年に移転OPENしたばかり。
このところ奈良をざわつかせている、SLOW WORKSさんという工務店さんが手がけたアンティークなデザイン。
無国籍なムード漂う空間も見どころのひとつです。

 

お店の前にはビンテージの家具や雑貨が並んでいました。(アンティークスツール7,000円!)
1Fのパン屋さんでパンと飲み物を注文して、お会計を済ませてから2Fへ上がります。(1Fでは様々なパンやサンドイッチ、焼き菓子などが購入できます。)

 

こちらが2Fのカフェ。
初めて入った時、「うわ〜〜〜」と声が出ました。
細部まで作り込まれた空間、奈良じゃないみたい!どこか違う国にやって来たような感覚になりました。

“バックパックでアジア旅行”、”ヒッチハイクでアメリカ横断”、”蚤の市”、”ガレージセール”、”古着・古本”・・・そういうジャンルが好きな人にはたまらない世界観ではないでしょうか?

 

ランチがやってくるまでの間、インテリアをひとつひとつ眺めたり…

 

宝探しのような気分でお気に入りの本や雑貨を見つけたり…

毎月発行されている手書きのフリーペーパーを読むのも楽しみのひとつ。

ALL手書きの紙モノって独特の魅力を感じます。毎回、隅々まで読んでしまいます。

ここにはMIA’S BREADのオーナーであるMIAさんの飾らない言葉が綴られています。MIAさんは地元では有名人。自分の中ではある意味で芸能人みたいな存在なんですが、この手紙(と言っていいと思います)を読むと、MIAさんも大変なんだな〜とか、頑張ってるんだな〜とか、青春してる〜とか、素直な言葉にすごく共感できて、いつも元気をもらえます。

などと物思いにふけっていると、ランチが運ばれて来ました!

ベーコンとアボカドのサンドイッチ。ドリンクは抹茶ミルクを選びました。(商品名はうろ覚えです。しっかり覚えて来なくてすみません。)

 

名物のサンドイッチは野菜たっぷり。聞いたところによると、徹底的に野菜の水分を取り除いておられるそうです。味付けもごく控えめで野菜の味がダイレクトに楽しめます。MIAさんはサンドイッチの本も出されているので、気になる方はチェックしてみてください。

 

抹茶ミルク(商品名はうろ覚え)。氷も抹茶でできています。同じシリーズでいちごミルクもあり、そちらもめちゃうまでした。

 

お水はセルフサービスでいただけます。

 

お店の中の様子をもう少し詳しくご紹介します。2Fのカフェスペースあれこれ。

天井から吊り下げられた椅子やライト。こちらで置かれているインテリアの中には購入できるものもあります。

お皿やボウルなど、ビンテージ雑貨のSALEも開催されていました。

階段を上がるとルーフトップのカフェスペースもあり、興福寺の五重塔や若草山も見渡せます。暖かく晴れた日にはここでのランチ、それにモーニングもきっと最高ですね!(お店は8:00からOPENしています)

 

お土産に持ち帰ったのはMIA’S BREADサブレ。分厚くてサクサクで、お気に入りです。

 

本店から10分ほどの場所には「椿井店」もあります。こちらにもカフェが併設されています。かつては時計店でしょうか?敢えて残した看板がいい味出してます。

 

ランチを終えると自分の中の風通しが良くなったような気分。昔の恩師の「アウトプットのためには質の良いインプットが必要」という言葉を思い出しました。

 

MIA’S BREAD
〒630-8363 奈良県奈良市勝南院町2
8:00~19:00
0742-27-0038
定休日はサイトのカレンダー参照 : http://miasbread.com/calendar